臨海副都心 ~生まれ変わった13号地~
青山 敏之
02:40
第8回 入選
この作品は、東京造形大学の課題として制作されました。私のゼミでは都市計画をやっていて、課題も13号地をどのような街にしたいかをプレゼンするというものでした。
時間は半年以上も与えられていたのですが、作業を開始したのは締切の2ヶ月前で、どれだけ手を抜いて見栄えするものを作るかが問題でした。
・建築物が主なので、ビル、新交通ゆりかもめ、商店街まで、全部箱にテクスチャーでごまかそうということになりました。
現地にロケに言って、ビデオカメラで撮影してきました。家庭用カメラは画質が悪いのですが、全部画質が悪いテクスチャーを貼れば、逆に実写っぽく統一感も得られると予想しました。
・偶然あみ出した技法として、正面から撮影せず、斜めから撮影した店の画像(台形)を、長方形に修正して長方形の板に貼り、さらに撮影した時と同じパースでレンダリングすると、だまし絵のように、店の凹凸がそのまま再現されました。
・当初の予定では、752 x 480でモーションプラー& 60fpsだったのですが、時間が足りす、376 x 240の30fpsになりました。そして、AMIGA 3台だけでなく、親が買ったペンティアムのFMVも連日徹夜を繰り返しました。それでも予定していたカットが無くなったり、最後がしりすぼみになってしまいました。
・プレゼンは成功でした。動画で、B G Mまでしっかりつけている班は他にはなく、とりあえずインパクトを与えるという当初の目的も達成できました。他の班は大学の機材のインディー(プリズム)を使っていたようですが、慣れないソフトで、しかも週一回の交代制で作品など作れるはすがありません。その点、自分達はメンバー全員がAMIGAを持っていたので恵まれていたと思います。
・工夫した点としては、カットに統一性を持たせるために始め下を向いていて、記き上がり、まわりを見渡すというカメラワークに統一しました。下を向いたときに見える地面のブロックやマンホールなどは、そのまま撮って板に貼っただけですので、リアルにしやすく、見栄えもするので、見せておこうと思ったからです。
・失敗した点も多く、遠くから見たときのスケール感がなかったり、南の居住区の密度がなかったり、海の模様が速く動きすきたり、全体的に内容が分かりにくいといったところてす。
・来年(4年生だ! )のゼミの課題は自由なのですが、内容は決まっていませんが、CGAであることは間違いないので、またコンテストに応募しようと思っています。