冥王龍ペルギウス

腰原 仁志

01:50
第6回 エンターテイメント賞

単にバトルシーンだけでない、短くても話が完結し、起承転結のあるアニメを作りたかったのです。モチーフはもちろん大空魔竜ガイキングですが、あの頃はロボはまだしも人の顔を創れる技術はなかったので、全てヘルメットを被った人形で表現しました。それだとキャラの区別が難しいので、歩き方だけで女性と分からせるとか、つま先立ちのモーションで何してるのかを悟ってもらえるようにとか、シーンを工夫しました。


私は演劇や人形劇に首を突っ込んでいたので、作品というものは大勢の人間がかかわらないと作れないということが残念でした。私にとってCGアニメーション、そしてCGAコンテストは「がんばれば一人でも何かできる」ということを教えてくれた画期的な存在なのです。