Whereabouts

曽根光揮

04:07
第26回 入選

ネジというモチーフで「自らの居場所」を表現した作品です。ネジは人の手によって居場所を与えられています。そんなネジという存在に以前から興味がありました。この作品はネジから連想される現象を、美しい映像として表現できないかという思いから制作しました。作品に統一性を持たせるために「自らの居場所」というテーマを設けました。ネジがもし与えられた場所を拒んだとしたら…発端は1本のネジが抜けるところから始まり、自由になるネジとそれにより解体されていく文明を対極的に描いています。大量のネジが見せるさまざまな表情と、心地のよい崩壊をお楽しみいただけたら幸いです。