木の葉化石の夏

谷田部透湖

11:05
第26回 佳作

ある日倫太郎は、父が大切にしていた木の葉化石を割ってしまう。それを言い出せないまま、後ろめたい気持ちを抱えていつもの河原で化石を掘っていると見知らぬ少年、トシに出会った… 記憶の堆積した地層と、二人の少年が織りなす、ひと夏の小さなファンタジー。 武蔵野美術大学の卒業制作作品として、個人制作しました。