memory
山元隼一
07:03
第21回 佳作
舞台は核で荒廃した未来です。調査に訪れた兵士が大破した家庭用ロボッ トを発見するところから物語が始まります。 本作は私自身が、3DCGアニメーションと実写映像を学んできたため、自由度の高い3DCG手法に実写的な手法を効果的に取り入れられないかと取り組んだ作品です。 手法は荒廃した未来を演出するため固定視点中心で演出し、暖かい思い出の部分を 主観映像で制作いたしました。3DCGの無機質な印象を一人称視点で描くことにより観る人にホームビデオののような暖かい印象を付加するために行いました。 また、実写でいうボケ味を活かしたソフトフォーカス表現を擬似的に再現するにより幻想的なにじんだ光の世界を表現し、女性を美しく見せるよう努めました。 また背景のモデリングを小物まで丁寧に大量に作る事で、キャラクターが実際に生きている世界を演出出来るよう努めました。 また、できるだけ海外の人にも作品を見てもらいやすい作品にするため、 台詞のない構成にしました。またテーマを伝えすぎないようにして、隠すことで見てもらう人に様々な事を想像してもらう作品になるよう努めました。