荒野のからくり侍
中林 圭, 総合奉仕事業団
12:00
第10回 準グランプリ
[CG担当 中林 圭]
脚本第2稿の段階(平成9年5月)で、280カット以上あることが判明し、既に「無理だ」と分かっていたにもかかわらず、順送りで作り始めてしまったのが敗因です。増えに増えて最終的におそらく400カットぐらいになったんじゃないでしょうか(数えていませんが)。関係者のみなさま、大変ご迷惑をおかけしました。
表現上の大きな変化としては、新規導入の景観作成ソフトの効果があります。BG用のオブジェクト作成を最小限におさえ(ほとんどのカットが一枚絵)、セルアニメの撮影のように背景の上に別にレンダリングした登場人物を編集ソフトで合成して、時間を節約しました。代わりに最終データ量は倍加してしまいました。
今回は、CGの技術というより、作品作りの勉強になったと考えています。次はお話を短くする努力をしようと思います。
[音楽担当 山本 晃]
今回はテンポもよくできたので、個人的には気に入ってます。音ネタの部分は前回同様、ストックからの流用なので監督には申し訳なく思ってます。以前に比べ、監督と私のマシン間でいろいろやり取りが出来るようになってきたので、次回はもっといろいろ試してみたいと思います。
デジタルの世界は進歩が早くて(汗)ついていけるか、ちと不安ですが(笑)、好きだからやっているという初心で突き進んでいこうと思っている今日この頃です(笑)。