The Making of 3DCG

笠原 正寿

00:29
第10回 入選

この作品は、3DCGの制作過程を比喩的に表現しています。例えば、普段マウスで操っているカーソルが緑色の巨人であり、ワイヤーフレームが鉄筋であったり…。つまり、3DCGのキャラクターが3DCGを作っているのです。今後もこのようなコンセプトを広げて作っていこうと思います。

個人的にはティム・バートンのようなクレイ・アニメーションが大好きで、そのニュアンスを色使いや質感で出せるように努力しました。しかし、結果としては十分満足のいく物ではありません。今後の研究課題になりそうです。

今回は制作期間が10日しかなかったため、頭で考えたことを直接映像化しましたが、やはり絵コンテは重要だということを感じました。よくいわれることですが、作品の善し悪しは絵コンテで決まります。思ったようなカットを作れないという方は、まず絵コンテを納得いくまでで描き込むことから始めてみるべきだと思います。