蒸気動兵・鉄

金築 真(京大マイコンクラブ)

05:20
第9回 入選

過去、数多くの所謂「バトルメカもの」が制作されて来ましたが、その殆どが飛び道具の応酬に終始していました。そこで今回は巨大ロボット同士の格闘戦を作ることにしました。
一口に「ロボット」と言ってもロボットには色々な側面がありますが、今回は特に「大きさ」「力強さ」を強調してみました。具体的には、歩く度にヒザ間接が沈み込んだり、倒れると土煙が上がるようにしてみました。また、動作に「間」を持たせたりしてみました。さらに光を下から当てて、アオリで作画しています。一般に、どんな物体でも下から光を当ててアオるだけで巨大感が出る様です。
この作品には、テーマはありません。というのもこの作品は巨大ロボット同士の格闘戦がすべてだからです。同じ理由でストーリーもあえて単調なものにしました。とは言え、もっと二転三転する闘いにすれば良かったかも知れません。
町並みと市民の形状データは、前回「Little Girl & The Thief」で入賞なさった山田哲さんに作って頂きました。山田さんの建物のお蔭で画面の雰囲気が重厚かつ深みのあるものになりました。この場を借りて御礼申し上げます。やはり、背景は画面の支えですね。
京大マイコンクラブは今年1997年に創部20周年を迎えます。そこで、次回は創部20周年記念作品を制作する予定です。