PROJECT-WIVERN ダイジェスト版

青山 敏之
北田 清延

01:30
第8回 佳作

・半年以上たちますが、完成しておらず、ダイジェスト版という形になってしまいました。これは映像作品といえるのか疑問ですが、1カット1カットこだわって作りこんだつもりです。
・宇宙戦闘ものはありがちだとか、簡単なジャンルだとかよくいわれますが、実際には満足できる作品がないと思い、それなら自分でとことんかっこいいのを作ってみようと思いました。どこかで見たことがあるような陳腐なものですが、一回は自分で作ってみなければ、人に文句もいえないと思ってます。
・実写とセルアニメの中間くらいの感じで、主観的な視点を含めることで、ライドの要素を採り人れ、ゲームの気持ちよさも表現しようと思っています。
・でもあまり月並みなものではいやだという気持ちもあるので、どこかで差別化を図ろうとはしています。
・特に時間がかかるのは、煙や爆発などのエフェクトです。レンダリングして、動画にしないと確認ができず、1カットに2、3週間かかる場合もあります。
・ソフトは、Lightwave3Dを使っています。AMIGA生まれのこのソフトは、初心者でもそこそこ使え、さらに使うほどに味がでて、作る人のセンスがそのまま作品に反映するソフトだと思います。レンズフレアやモーションプラー、パーティクルもこれ一本でできます。特にアニメーションの作りやすさ、直感的で使いやすいインターフェースが魅力で、お薦めします。
・ほとんどのカットでモーションプラーを使っています。動きを重視した作品の場合、モーションプラーは非常に効果があり、コンピュータぽい動きを無くす効果があります。
・完成版は、今年の大学祭と次回のCGAコンテストに出すつもりです。ストーリーにそって編集し、効果音や字幕を入れる予定ですが、そうなると今度は演出のテクニックや文学的なセンスも必要になってくるでしよう。そうなったとき、本当におもしろいものを作れるかどうかが勝負だと思っています。