MERCURY

山田 博之

03:35
第8回 佳作

・この作品は「CAR STYLING」というデザイン誌のコンセプトカーのデザインコンペ用に制作した車のイメージフィルムです。このコンべは、コンセプト文、図面、1:10スケールの模型などで審査が行われ、海外からの応募もあるそれなりに有名なコンべらしいです。MERCURYは、ラッキーなことに優秀賞でした。
・その後、大学の「南大門ギャラリー」で展示することになったのですが、図面などを展示したところで、一般の人には分からないんじゃないかと気付きました。車のデザインは、そのスタイリングよりむしろ、位置づけ(コンセプト)の方が重要視されます。そこで、CGでイメージビデオを作ってみたわけです。ですから、ビデオに収録された映像だけでは何だか良く分からないかもしれません。プレゼンテーションの一つの形態だと思ってください。
・以前DoGAの上映会で見た「トルネード」にとても感動して、本気でCGを始めようという気になったのですが、まさか同じジャンルの作品を発表することになるとは・・・。
・モデリングは、1:10スケールの模型をノギスで実測し、CADとエデイタでこっこっと入力しました。これだけに3日かかっています。もうこんな作業はこりごりてすが、気が向いたらまたやるでしょう。
・マッピングの画像に苦労しました。ロンドンの街の写真を見ながらテキトーに描いたのですが、一枚4時間程度かかりました。スケールなどは本人もよくわかっていません(無責任)。
・昨年の5月に作った後、8月に一度焼き直しをしましたが、作品の雰囲気がばらけてしまいました。結局応募したのは修正する前のものです。雰囲気重視の作品は、気分が変わらないうちに作り、あとから手を加えるのはよくないですね。