Infinity
新井 直介
01:08
第8回 入選
・地球が誕生してから今までの時の流れを2 4時間に例えると、人類が現れた時刻は午後11時59分を過きているのだそうです。その僅か1分に満たない時間で、地球はめまぐるしい変化を遂げてしまいました。けれども、偉大な宇宙の営みの中では、これまでにも、そしてこれからもくりかえされ続けるサイクルのなかのひとつでしかないのかもしれません。
永遠ともいえる時の流れの中で、ひとつの小さな感星の興亡などははんの些細な出来事でしかないのだと思うとき、ことさらに私はこの地球を愛しいと思うのです。
・一非年の夏、友人のグループ展にわれ、自己満足だけではなく、人に見てもらうことを目標にしたC Gに取り組み始めました。仕事とは遅い、すべてにおいて自由な反面、時間や機材、技術の乏しさ、様々な制約の中で、何とか完成さました。
・今回の作品も、コンテストへの応募というより、こんなユーザーもいるんですよ、という意思表明が目的です。ところが入選のお知らせを頂いて、正直な気持ち非常に複雑な心境です。テーマの重さに比べて表現が乏しくアンバランスで、酷評を受けることは目に見えているようで。
・何事も結果の善し急しで是非を決めるのでなく、その過程が大切なのでしょうか。多忙な仕事と家族を抱える今、趣味と呼べるものは字主時代にすべて置き忘れてきたような気持ちで半ば諦めかけていましたが、そんな境地から私をい出してくれたのがCGなのです。
・コンテストのビデオを見て溜息をつき、自分には絶対こんなCGは作れない、たから作らないと思0てる方にはせひ、自分の可能性を見捨てないで欲しいと願っています。レベルの差は人それそれであって、他人ではなく自分と競争するのだと思えば、努力不足を恥じることはあっても、決して自分の感性を恥じることはないのですから。