de Sivrac
脇 俊和
07:15
第8回 入選
・テーマは1960年代から1970年代に提唱された、反科学論を元にしています。ストーリーは、自己組織化された宇宙の法則を忠実に守った人工知能が、破壊のための生命体ド・シヴラックを生み出し、地球に死をもたらすというものです。
・ド・シヴラックとは、1790年に木馬の脚に、木製の車輸をつけてまたがり、両足で地面を蹴って進むという自転車の原
型を作った人の名前です。
・初めての3DCGA作品です。目的は、今の自分の制作環境でどの辺まで妥協せずに出来るのかを探ることです。
・初挑戦にもかかわらず、自分に課題を与えるつもりで、無理に難しく、長いストーリー、ビジュアル表現を設定しています。
・一番苦労したのはマシンが遅いということでした。モデリングで再描画に5分、6分とかかるようになってくると、がまんできなくなり、色々試すこともできないまま、シーンも大幅に削ることになりました。ソフトの使い方をよく理解していなかったというのも原因の一つですが。
・今回の作品制作を通じ、3DCGAの難しさを実感いたしましたし、ソフトやハードの持つ可能性と限界などもある程度把握できました。この経験を生かして、自分らしさをもっと表現できる作品を作っていきたいと思っています。