A DRAGONFLY

 森山 知己

04:15
第7回 グランプリ

・あのジュラシックパークを見てからというもの、頭からはなれず、柔らかい形状表現の実現に向け、試行錯誤を始めました。いつも、自分の目に飛び込んできた映像がきっかけになり、それが人間の造った物であろうとなかろうと、自分で作ってみたくなるものです。
・CGAを制作する上で必要なすべてを始めから持っている人なんて、なかなかいないものです。プログラムが組める人、プログラムはできないけど絵なら描ける人…。私自身もCGAシステムにふれることが無ければ、こうして作品を作ろうなんて思わなかったでしょう。
なにもかも一人でやるのは大変です。DoGAという開かれた場、共有された場があって初めて可能になるのです。何度か作品をつくり、コンテストに参加して、その””共有””の大切さを強く感じます。
・「A DRAGONFLY」自体は、ただ柔らかい物体である””恐竜””を動かしたかったために作ったようなものです。文学的意味なんてことは考えていません。ただ、自分の””目””を楽しませてくれるものに近づけようと頑張っています。
・”共有の場”であるDoGAに感謝を込めて。