GENESIS
荒木 登希夫
12:46
第7回 佳作
・当作品は、色々な挑戦、疑問、実験から発生したものです。まずは先入観なしで見たままを感じ取ってください。
・私は今までに何十回となくCGAコンテストのビデオを繰り返し見て感動し、このコンテストで自分の可能性を問いたく思い、キーボードのほこりを払いました。
・まず、自分のやりたいことを考えました。この作品では、ストーリー性、キャラクタの感情の変化などを特に意識しました。また、この作品にはギャグや遊びは入れませんでした。さらに、実験として文字を極力カットしました「END」の文字も使いません。
・このコンテストはアマチュアCGAの研究の場と考え、独自の特殊効果を盛り込みました。同時に、高度な計算や複雑なモデリングは一切せずに作りました。レイトレーシングなどはでかいコンピュータのすることですし、アマチュアはいわばローテクを競うものだと判断したからです。
・私はCGが大好きです。トロンなどの映画に感動し、X68を買った時も、CGAシステムで戦闘機がぐるぐる回ったのに感動して1日中みつめていたものです。コンピュータの性能が格段にあがってきた今、CGは分岐点に差し掛かっていると思います。””CGのためにCGをする””から””何かのためにCGをする””に。この思いから「GENESIS」は生まれました。この作品は、皆さんへの問いかけです。これからCGAを手がける人は、テクニックを模索するのもいいですが、明確な目的をもつことが大切だと思います。