Ghost & Thief

山田 哲

04:22
第7回 入選

・私がテーマとするのは””人間””です。動きやカメラワークの妙を追及するにしても人物を中心に話しを展開していこうと思っています。今回は、盗人の気持ちを描きました。
・これを制作した当時(大阪デザイナー専門学校CG科)、ほかの学生には、人体の動きを””売り””にした作品は少なく、MFE.Xといったツールには誰も触れていませんでした。これはもったいないと感じ、いっそ人間ドラマを作ってみようと思いました。X68という機械でもまだまだできることはたくさんあることが、後輩達に伝わればいいなと思います。
・少々環境が乏しくても完成できたのは、それなりのビジョンを持って取り組んだからだと思います。まず何をすべきか。全体的な仕事量はどのくらいか、絵コンテを書き、細かなシーンごとのスケジュールを組むなどが個人で制作する上で大切な点だと思います。
・パソコンで扱える高度なCGソフトがいくつも安価で出ていますが、これからCGAを始めようとしている方は、まず資料を集めたり、触れる機会があれば逃さずに利用し、まずは使いやすいと思うソフトを見つけてください。そして、そのソフトを使い込んでください。そうすれば思い通りの映像が作れるでしょう。